下北沢が舞台のアニメ「魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~」、物語佳境に

同作より、下北沢駅北口が背景の一場面。(c)山田典枝/下北沢魔法事務所

同作より、下北沢駅北口が背景の一場面。(c)山田典枝/下北沢魔法事務所

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 テレビ朝日で放送中の下北沢を舞台にしたアニメ「魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~」(毎週水曜日深夜2時40分~)が、物語の佳境を迎えつつある。

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 7月2日から始まった同作は、2003年に放送された「魔法遣いに大切なこと」に続くテレビアニメ版の第2作。物語は「魔法遣い」と人間が共存する現代日本で、女子高生の鈴木ソラが国家資格である「魔法士」の研修を受けるべく上京するという設定。16歳の少年少女の繊細な心理を追う展開や、下北沢で撮影された写真をもとに描かれる写実的な背景が話題に。実際に下北沢にある店舗など、下北沢になじみのある人にとっては見覚えのある光景も登場する。

 同作中に登場するストリートミュージシャン「YASUKO」の声優は、シンガーの笹生実久さんが担当。笹生さんが「micc」名義で歌うエンディングテーマ「乾いた花」は9月3日、シングルとして発売。また、同作中で歌う曲を収録したアルバム「下北沢北口、銀行前にて」は9月24日に発売される。

 全12話の物語は現在、第9話まで放送された。今後の展開について、製作を担当するジェネオンエンタテインメント(渋谷区)の土肥範子さんは「16歳という多感な時期のソラたちの成長が描かれるとともに、ソラの秘密が明かされるなど、大きな動きが見られる予定」と話す。

 山下リオさん主演、中原俊さん監督による同作の実写映画版は今年12月公開予定。

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