三軒茶屋のキャロットタワー（世田谷区太子堂4）で12月6日、環境問題を考える学生たちが企画した展示会「Sharing the earth（一日一善）」が行われる。

　同展示会は学生団体「ユニバーシティー･プロジェクト（UP）」（事務局＝世田谷区太子堂1、TEL 03-5430-2767アドスインターナショナル内）が企画。同団体はコンサルティング会社アドスインターナショナル（同）の実践的なインターンシップとして約2年半前に発足したもの。同社のサポートを受けてオリジナルブランドの立ち上げやプロモーション活動などを行っている。

　今回の展示は「いい子（Eco）な学生が地球を救う！」がコンセプト。同団体が過去に商品化したオリジナルのキャンパスバッグに、国内外の大学生が「自分のしているちょっとしたエコ活動」と名前をサイン。そのバッグとともにサインした学生らのスナップ写真を紹介する。「ほかの国の学生たちがどのような意識を持っているのか？」という興味を発端に企画がスタート。「意識を共有することにより、何か新しい試みを起こすことは出来ないだろうか？」という期待が込められているという。学生らの友人・知人のネットワークを使って収集規模を広げ、フランス、イタリアなど海外7大学、国内12大学、計233人の学生が参加した。

　同社の早田敬三社長は、「お願いしたことをきっかけに、イタリアやポーランドなど海外の学生の間でエコに関する問題提起があったと聞いてうれしかった。これを機会に学生の間で、コミュニケーションの中身が濃くなっていけば」と期待を寄せる。

　開催時間は10時～16時30分。入場無料。