劇団「月蝕歌劇団」、1974年発表の問題作「花と蛇」を初舞台化

「花と蛇」公演チラシより

「花と蛇」公演チラシより

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 劇団「月蝕歌劇団」は2月1日より、本多劇場(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-0030)で「花と蛇」の公演を行う。

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 同公演は、「花と蛇」と団鬼六氏の著作「無惨花物語」の物語の内容をミックスする。艶かしい緊縛シーンに加え、殺陣などの格闘シーンも大きな見所。今回は公開オーディションにより選ばれた10名も舞台に参加している。

 「花と蛇」は1974年に官能小説の第一人者と呼ばれた作家の団鬼六氏が発表した同名小説。発売当初はその内容の過激さから物議を呼んだが、最近では杉本彩さん主演で映画化され話題になった。

 月蝕歌劇団は、故・寺山修司さんの取材・出版スタッフを務め、編集者や京都精華大学マンガ学部教授などさまざまな経歴を持つ代表の高取英氏を中心に20年以上続く劇団。「家畜人ヤプー」「盲人書簡」など暗黒文学をテーマに公演し、キャストのほとんどが女性。

 高取代表は「本作を舞台化するのは日本演劇史上初。まだ見たことのないものを見たい人は是非来てほしい」と話す。原作者の団鬼六氏も「寺山氏が生前舞台化したがっていた作品を月蝕が上演することに縁を感じた。作品に期待したい」。公演は2月4日まで。

月蝕歌劇団

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