下北沢に「農民カフェ」-木造民家を改装、雑貨の販売も

同店前に座る、オーナーの和気さん。カフェのスタッフも農作業をする

同店前に座る、オーナーの和気さん。カフェのスタッフも農作業をする

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 下北沢西口に7月19日、オーガニックカフェ「農民カフェ」(世田谷区北沢2、TEL 03-6416-8176)がオープンした。

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 店舗面積は40坪。うち10坪を占める庭にはテラス席を設けた。内装は、もともとあった2階建ての木造民家を生かし改装した。1階カフェスペースは、ローテーブルと座いす、ソファで構成。2階は衣料品や雑貨の販売兼ギャラリースペースで、天然素材の衣服や染物、器などが並ぶ。

 オーナーの和気優さんは、下北沢南口の「スロウダイニング TIBET TIBET(チベット・チベット)」(代沢5)と「Loutus caf?蓮(ロータスカフェ・レン)」(同)の2店も経営する。13年前に三軒茶屋に飲食店を開いたことをきっかけに農業を始めたという和気さんは「農園を拡大するとともに、農業により深く携わっていきたいという思いから、(下北沢で)3店舗目のオープンを決めた」と話す。

 素材は無農薬有機野菜や和気さん所有の千葉県流山市の田んぼで取れた米を使う。野菜は千葉や宮城、栃木などの農園から仕入れる。メニューは和食だけでなく、イタリアンやアジア料理など幅広い。「多品目・多種目の栄養を取れるように」(和気さん)、今後、総菜メニューも増やしていく予定。客単価は、ランチ=1,000円前後、ディナー=3,000円前後。テークアウトもできる。

 和気さんは「農作物をつくり、それを店のメニューにすることで価値がつき、農業が成り立つ。このカフェは、『店』という具体的なかたちで農業を表現した農業直結型のカフェ。買ったり食べたりすることも、農業に参加することの一つとだと思う」と話す。

 営業時間は11時30分~21時。

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