下北沢一番商店街の「名物おばあちゃん」に感謝状-「街を思うことは習慣」

贈られた感謝状を手にする、大月文江さん

贈られた感謝状を手にする、大月文江さん

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 今年2月に閉店した下北沢一番街商店街の老舗駄菓子店「大月商店」の元店主、大月文江さんに、世田谷区町会総連合会(世田谷区若林4)から感謝状が贈られた。

 世田谷区内の町会・自治会が加入する同会。毎年、13年以上役員を務めた会員の中から1人を選び、感謝の意を込め表彰状を贈っている。大月さんへの贈呈について同協会役員は「感謝の気持ちとともに、これからも頑張ってもらいたいという思いを込めた」と話す。

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 大月さんは現在80歳で、生まれも育ちも下北沢。18歳で同店へ嫁いでから閉店までの約62年間、店に立ち続けてきた。「人がとても好き」と話す大月さんは、客だけではなく通りかかる人にも声をかける姿から「一番街商店街の名物おばあちゃん」として今も親しまれている。大月さんの長女、貴美子さんは「とにかく世話を焼くことが好きな人。店を閉めた今でも、昔話をしに家へやって来る人がいる」と笑う。同店の向かいにある島田麺店(北沢3)の島田さんは「とても明るい人。話が弾むと店のお菓子をただで振る舞っていたこともあった」と、営業当時を振り返る。

 感謝状について、文江さんは「街を大切に思うのは昔からの習慣のようなもの。特別なことは何もしていない」と話す。下北沢の街について、「どんなに変わっても、ここが下北沢であることには変わりない。これからも街のために世話を焼きたい」とも。

 同店があった場所では現在、エスプレッソカフェ「ベア・ボンド・エスプレッソ」(北沢2)が営業している。

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