下北沢のギャラリー「HANA」(世田谷区北沢3、TEL 03-6380-5687)で現在、ポラロイド写真展「Good Afternoon(グッド アフタヌーン)」が開催されている。
主催は東海大学写真部の学生3人、田崎太郎さん、益田久美さん、岸賢人さん。同部は約120人が所属し、昨年10月には写真雑誌「アサヒカメラ10月号」に部活動紹介として掲載されたこともある。3人は「ポラロイド写真が好き」という共通点で集まった。同部では定期的に年3回写真展を行っているが、定期展以外の展示を企画するのは今回が初めて。
同展ではポラロイドカメラ「SX-70」で撮影した写真約40点を展示。3人は約1年前から撮り始め、それぞれ300枚以上を撮影してきた。ポラロイド写真を始めたきっかけについて、田崎さんは「昨年ポラロイド社がインスタントフィルムの生産を終了すると知って興味をもった。徐々に価格が高騰しているが、それでも撮りたい魅力がある」と語る。さらに「ポラロイドの特徴は、独特な色合いにある。カメラによって個体差があり、ボケ具合や色が日によって異なるのも面白い」とも。
益田さんは「ポラロイド特有のあたたかさを感じてほしい。『すてきな午後』をイメージしてまとめた作品になっている。見た人がまったりとした気持ちになってもらえれば」と笑顔をみせる。
開催時間は11時~19時。今月12日まで。