下北沢南口の北沢タウンホール(世田谷区北沢2、TEL 03-5478-8006)で8月28日、「第1回LGBT音楽祭」が開催される。
「LGBT」とは、L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダーの頭文字を取った呼称。同音楽祭は、さまざまなセクシュアリティーを持ったアーティストが出演しライブを繰り広げる。
主宰の石川大我さんは1974年生まれ。下北沢で洋品店を営みながら、テレビや講演会などを通じて同性愛に関する正確な情報を提供するための活動を行ってきた。2002年には「ボクの彼氏はどこにいる?」(講談社)を出版したほか、NHK教育の「ハートをつなごう」のLGBT編にも出演している。
同音楽祭について、石川さんは「出演者=LGBTではありません。同性愛の方もそうでない方も、みんなが音楽を通じてわかりあえるイベントにしたい」と話す。
音楽祭開催に伴い、今月24日~30日を「下北沢LGBTプライドウィーク」と名付け各種のイベントも行う。NPO法人「グリーンバード」が協力し街を清掃しながら練り歩く「レインボークリーンウォーク」(29日)や、地域とLGBTのつながりを考えるシンポジウム(29日)などを予定。
石川さんは「何かをしたいと言ったとき、下北沢の人はすぐに『面白い』と賛同してくれる。懐の広さがあるこの街が好き」と下北沢での開催に意欲をみせる。
18時開場、19時開演。入場料は2,500円。前売り券の販売店舗はサイトで確認できる。