下北沢南口の「北沢タウンホール」(世田谷北沢2、TEL 03-5478-8006)で2月26日、高橋歩さんのトークイベント「今しかできない、旅がある~自由を求めて冒険をしたいアナタへ~」が開催された。
高橋さんは1972(昭和47)生まれ。東京都出身。大学中退後、友人らとバーを経営していたが、1998年にサンクチュアリ出版(現・サンクチュアリ・パブリッシング、新宿区)を設立。自伝「毎日が冒険」がベストセラーとなった。その後、約2年間の世界一周旅行を経て2000年から沖縄県に移住。現在は執筆や講演活動を行いながら、家族4人で再び世界一周の旅をしている。
1月中旬から2月下旬にかけて一時帰国した高橋さんは、全国数カ所でトークライブを開催。主催するピースボートの篠原さんは「昨年2月から3週間ほど高橋さんがピースボートに乗船した際、『日本に帰ったら一緒に何かやろう』と話したことが今回のイベントのきっかけ」と経緯を振り返った。開催場所に下北沢を選んだ理由については、「下北沢は若い人が集まる街。これをきっかけに皆さんが世界を旅することに興味を持ってくれれば」と話す。
同イベントには定員300人のところ、予約だけで約500人の応募が集まった。来場客のほとんどは20~30代だったが、中には年配男性や外国人の姿も。高橋さんは、水色のタオルを頭に巻き、コーラを片手にカジュアルな装いでステージに現れた。ステージ前方に腰掛けると、「旅行中、息子に『父ちゃん最強』って言わせたくて、オーロラを見せるために北極圏までキャンピングカーを走らせた」と世界一周の様子を話した。途中、シークレットゲストとしてEXILEのUSAさん、モンゴル800の上江洌清作さんらも登場。トークテーマである「旅」について熱いセッションを交わした。
山梨から参加したという20代女性は「ずっと世界旅行にあこがれていた。今日のことがきっかけで、より気持ちが強くなった」と感想を語った。