三軒茶屋と下北沢を結ぶ茶沢通り沿いに位置する西友ストア(世田谷区太子堂4)前で8月1日、「せたがや打ち水2010」が行われた。
同イベントは2007年8月に地球温暖化対策の一環としてスタート。今年で4回目となる(昨年は雨天により中止)。主催は三軒茶屋銀座商店街。
当日は、下水を高度処理した約500リットルの水やバケツ、東京電力が提供した色とりどりの象型のじょうろ79個を用意。約150人の参加者の中には浴衣姿の親子連れも多く、「早く水をまきたい」「道路を涼しくしたい」と、開催を心待ちにする子どもの声も聞こえた。
13時30分になり、イベントスタッフの合図で一斉に打ち水を開始。参加者らはじょうろやバケツに水をくみ、道路に向かって打ち水を行った。「人に水をかけてはいけない」というルールを守るため、人が少ない場所を探して水をまく子どもの姿も。
開始から約10分で用意していた水がなくなり、イベントは終了。打ち水後の道路の表面温度は平均36.1度。開始時の平均38.8度に比べ、路面を2.7度下げることに成功した。同商店街副理事長の遠藤久一郎さんは「路面を冷やすと涼しい風が吹き、体感温度も下げることができる。いいことづくしなので、ぜひ自宅に帰っても打ち水をやってもらいたい」と笑顔をみせた。