下北沢の南口の小劇場「シアター711」(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-9711)で11月3日から、「劇団シグナルズ」の「Lost Princess」が上演される。
ケラリーノ・サンドロヴィッチさん主宰の「ナイロン100℃」で役者として活動していた大山鎬則さんが代表を務め、脚本と演出を担当する同劇団。大山さんは劇団を立ち上げた当時を振り返り、「初めて書いた芝居の脚本をケラさんに読んでいただいたとき、『面白かった』と言ってもらえたことが自信になった」と話す。作風について「シリアスなストーリーの中に、コミカルなシーンやファンタジーの要素も入っている」とも。
同公演は、12年間連れ添った夫婦が主人公。夫の浮気が発覚することから物語が始まる。「自分に非がない妻が、一人思い悩む姿を切なく描く。結婚生活の中で見失っていたものを再発見する妻の姿から、未来への希望を見出す力を感じてもらえれば」と、その魅力について話す。「11人の登場人物それぞれにドラマがあるところも見どころ」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、指定席(前売り=2,800円、当日=3,000円)/自由席(前売り=2,600円、当日=2,800円)。公演は今月7日まで。