下北沢駅南口に12月27日、日本食を中心とした和食を提供する「下北沢 東雲しののめ食堂」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-6822)がオープンした。
店舗面積は約10坪。席数はカウンター4席、テーブル8席。東雲は「夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ」(大辞泉)の意で、店主・吉田さんの「明け方までくつろいでほしい」という思いを込めた。営業は翌5時まで。営業を終えた飲食店関係者もターゲットに据える。吉田さんは「以前から、仕事が終わってからご飯を食べようとしても限られた店しか営業しておらず、選択の幅が狭いなと思っていた」と話す。
吉田さんは東京農業大学で林学を専攻。大学卒業後に就職した会社で100円ショップの店長を任され、経営のノウハウを身につけたという。その後、和食居酒屋で料理を学び、同店オープンにこぎ着けた。
メニューは小鉢1品、煮物1品、ご飯、赤だし、香の物、ほうじ茶が付く「東雲煮物定食」(1,000円)のほか、「東雲晩酌コース仕立て」(2,500円)など。吉田さんは「手間暇かけた料理を心がけている。ご飯は土鍋で炊いている」と話す。ドリンクは、瓶ビール(700円~)、日本酒(1号瓶900円~)などをそろえる。
「女性でも安心して入ることができる店づくりを目指している。ゆっくりと晩酌を楽しむことができる店になれれば」と吉田さん。
営業時間は19時~翌5時。月曜定休(1月の月曜は23時~翌5時の営業)。