今年で21回目を迎える「下北沢演劇祭」が2月1日から始まる。
劇団と劇場、地元民が一緒に演劇を楽しむことをコンセプトに毎年2月に開催される同祭。会場となるのは本多劇場グループ8劇場のほか、「東京ノーヴィ・レパートリーシアター」「北沢タウンホール」など10施設。昨年は約3万6,000人を動員した。
出演は、俳優の伊東四朗さんや角野卓造さんらが参加する「西荻の会」、1998年に岸田國士戯曲賞を受賞した深津篤史さんが主宰する「桃園会」、元「TEAM 発砲B・ZIN」の武藤晃子さんがプロデュースする「むーとぴあ」など23団体。「本多劇場」では、春風亭昇太さんらによる落語公演も行われる。
同祭の実行委員長を務める下北沢南口商店街理事長の吉田圀吉さんは「今年で21年目。俳優さんの中には、演劇祭の年齢よりも若い方が出てきている。新しい感性や才能に出会うような気持ちで足を運んでほしい」と話す。集客数については、「各劇場のキャパシティーもあるので、昨年と同数を目指している」とも。
公演内容は各劇場や下北沢南口商店街のサイトで確認できる。2月28日まで。