下北沢北口の複合商店街「東洋百貨店」(世田谷区北沢2、03-3468-0434)に2月11日、レンタルボックス店「一期(いちご)」がオープンした。
レンタルボックスは、ショーケースとなる箱を作家がレンタルし作品を展示、委託販売するもので、「小さなギャラリーの集合体」とも言える同業態は下北沢に多く存在している。同じく東洋百貨店内に店舗を構える姉妹店の「素今歩(すこんぶ)」も、現在400人以上の作家を抱えている。
同店では現在、すにで60人の作家から委託を受け装飾品などを販売している。価格帯は1,000円~2,000円程度のものが多い。レンタルボックスによっては、作家同士の価格競争で、結果として制作費と収入の割合が合わなくなるケースも起こりえるが、同店では遠藤店長が趣味の域を越えたいと願う作家たちの作品をチェックしてから展示するという方法で、こうした可能性を回避しているという。
遠藤さんは「下北沢はものづくりが盛んな街。作家に憧れられるような場所にしていきたい」と話している。営業時間は12時~20時。無休。