駒場東大前の「こまばアゴラ劇場」（目黒区駒場1、TEL 03-3467-2743）で6月4日から、「青年団リンク 二騎の会」の第3回公演「四番倉庫」が行われる。

　同ユニットは、平田オリザさんが主宰する「青年団」の演出部に所属する演出家の多田淳之介さんと劇作家の宮森さつきさんが2006年に立ち上げた。過去2回公演を行っており、前回公演「F」では700人を動員した。多田さんは、「東京デスロック」を主宰するほか、「富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ」の芸術監督も務めるなど演出家として幅広く活躍している。

　同公演は、空き倉庫を舞台に、そこで働く「ダメな男たち」の日常を描く4人芝居。見どころについて、宮森さんは「普通に働くサラリーマンとワーキングプアの若者、互いを理解し合えない者同士がいかにしてコミュニケーションを取るのか。社会からはじき出されそうになりながらも、何とかその日を生きて行く人々の生きざまを見てほしい」と話す。

　開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り・当日共に3,000円。公演は同15日まで。