下北沢西口に6月8日、スイーツ店「Tokyo Casutera Bowl（トーキョーカステラボウル）」（世田谷区北沢2、TEL 03-3468-2888）がオープンした。

　オープンのきっかけは、オーナーの瀧川大輔さんがかつてアメリカを訪れた際、ショッピングモール内に小さなスイーツショップがいくつも並ぶ様子を見たこと。「下北沢でも同じ風景が見たいと思った。アメリカのスイーツみたいに、いろいろなトッピングを盛るスイーツを、あえてカステラでやったら面白いのでは」。店舗面積は2.6坪。店前にはベンチスペースがあり、店舗奥のテラスに4～6席を設ける。店名の由来は、「『東京は元気だよ』ということを世界に発信したい」という思いから。

　メーンは「カステラボール」（300円）。「従来のベビーカステラは楕円（だえん）形のものが多いが、より元気なイメージにしたくて、まん丸型にした」（瀧川さん）。トッピングは、「ココア」「きなこ」などのパウダートッピング付き（各350円）、「ソフトクリーム」「チョコソース」などのソースやクリームのトッピング付き（各380円）、これらを組み合わせた「ダブルトッピング」（400円）など。夕方以降はビール、カクテル各種（各500円）などのアルコール類も販売。

　ドリンクはペプシコーラなど単品（150円）、カステラボールとセット（100円）。このほか、メロンクリームソーダなどのフロート（各280円）も。瀧川さんの「おすすめ」は、「シモキタフロート」。「ペプシコーラの営業の方が、『小さいころウーロン茶に牛乳を入れていた』と言っていたのをヒントに作ってみたところ、これがおいしくて…（笑）」と自信を見せる。

　瀧川さんはこれまでにも、再開発計画で取り壊しが予定されている下北沢北口駅前食品市場を中心に「くまさんカレー」をはじめ飲食店などを展開してきた。「いったん閉店した『くまさんカレー』も、テナントが見つかり次第、再オープンする予定。僕は下北沢に33年住んでいるが、最近はこの街の変化を肌で感じている。だからこそ、元気を発信していく場所が必要」とも。

　営業時間は11時30分～23時30分。