下北沢の小劇場「楽園」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0903)で7月5日から、劇団「東京フェスティバル」の7月公演「幹事長、出番です!」が行われる。
同劇団は放送作家のきたむらけんじさんが主宰を務める。劇団を立ち上げた理由について、きたむらさんは「難解なものが多いという演劇の印象を変えたかった」と話す。劇団の作風として、仕事の現場を舞台にすることが多く、入念な取材を元に社会的な題材をコメディータッチで描くことが多い。
同公演は、解散総選挙の舞台裏を与党・幹事長の視点から描いたポリティカルコメディーの再演。2009年8月の初演時は、千秋楽を政権交代となった選挙の投開票日(8月30日)に合わせるところまで徹底した。「初演時同様に現実の政治が末期状態に陥っており、再演するなら今しかないと思った」(きたむらさん)。総理大臣役は、朝の連続テレビ小説「おひさま」で校長先生役を演じている「東京乾電池」の綾田俊樹さん。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,500円、当日=4,000円。公演は7月10日まで。