下北沢の薬膳料理専門店「ちゃぶ膳」(世田谷区代田6、TEL 080-6603-8587)は7月から、従来のメニューに加えて、植物性食材のみを使ったビーガンメニューの提供を始めた。
同店のビーガンメニューは4種類。14種の野菜と17種の穀物を使い、各種スパイスで仕上げた「野菜の薬膳スープカレー」(650円)、「納豆とオクラの薬膳スープカレー」(700円)、つなぎに卵を使わない手作り麺を提供する「島田製麺」(北沢2)の麺を使う「野菜の薬膳ラーメン」(650円)、「納豆とオクラの薬膳ラーメン」(700円)。辛さは唐辛子の入っていない「ピュアちゃぶ辛」や、超激辛の「極辛」などから選べる。ラーメンとカレーは、それぞれビーガン用に開発した共通のスープを使っている。
開発のきっかけは、「ビーガンメニューがあるなら食べに行きたいので作ってほしい」とツイッターで要望の声があったこと。オーナーの高田大治さんは「ビーガンメニューとして成立していても、おいしくなければお客さんには食べてもらえない。植物性食材だけでどうやって味に深みを出すか、試行錯誤を繰り返して今の味にたどり着いた」と話す。「都内にはまだビーガン用のラーメンとカレーを作っている店は少ない。おいしくて、体に優しい貴重な味を提供していきたい」とも。
営業時間は12時~15時30分、17時30分~23時00分。月曜定休(祝日の場合は営業、翌火曜休業)。