下北沢南口の肉巻きおにぎり専門店「ニックンロール」(世田谷区北沢2、TEL 070-5579-9897)が7月から、通年のアイス商品として「ニックンもなかアイス」の販売を始めた。
「ニックンもなかアイス」は、ニックンロールのロゴが入ったもなか生地にバニラアイスを挟んだもの。バニラアイスは、ヨーロッパでバターの材料に使われているという濃厚な熊本県産ジャージー牛の「ゴールデンミルク」を使う。同メニューを考案した代表の島田篤志さんは「素材のバニラアイスを選ぶために30店以上の店で試食を重ねた。塩分や甘味料を多く使っているバニラは食べるとのどが渇く。できるだけ素材そのものの甘さが生きているバニラにこだわった」と話す。
提供のきっかけは、「店の前の通りにアーケードがないので、冷たいものを食べて涼をとれる場所を提供したいと考えた」こと。「構想は昨年の夏ごろで、開発期間は約半年。かき氷の提供も考えたが、通年で味わえるものにしたかった。もともともなかアイスが好きだったということもある」とも。
島田さんは「5割のお客さんはリピーターになってくれている。中でも、30~50代の女性が多い印象。家族連れのお客さんもよく買ってくれる。夏の間は店先に風鈴を飾ってあるので、冷たいもなかアイスを食べながら、店の前で休んでいってほしい」と呼び掛ける。
価格は200円。販売数は1日限定30個。