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明治大学で「ソー祭」-ソーシャルメディア活用し学園祭の集客図る

明大祭の実行委員会でインターネット部門を担当している松井賢志さん

明大祭の実行委員会でインターネット部門を担当している松井賢志さん

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 明治大学の和泉キャンパス(杉並区永福1、TEL 03-5300-1121)で現在開催中の「明大祭」で、ソーシャルメディアを活用して情報提供する「ソー祭」の取り組みが行われている。

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 明治祭の実行委員会は昨年から、「ユーザーと双方向でコミュニケーションし、学園祭を身近に感じてほしい」と、ソーシャルメディアを活用した情報提供や集客に取り組んでいる。昨年はミクシィのコミュニティー、ツイッター、アメーバのサービスなどを活用。今年はミクシィページやフェイスブックなども利用し文化祭開催前から情報を配信したほか、当日もツイッターで学園祭の様子を「実況」した。メーンステージの催しはユーストリームで中継している。

 インターネット部門を担当している実行委員会の松井賢志さん(政治経済学部2年)によると、「ソーシャルメディアを活用してOBやOG、他大学の学生、高校生などからレスポンスがきている。学園祭の集客だけではなく、受験生向けに大学の魅力をPRすることにもつながっている」(松井さん)。

 ユーザーからの要望で、参加団体を取材しブログで紹介する試みも始めた。ミクシィページでは「明大祭で行きたい場所といえば?」というアンケートも実施。回答を参考にして次回以降にフィードバックし、学園祭運営に生かしていく方針だ。明治大学のように多数の媒体を横断的に活用している事例は少ないが、「他大学の実行委員と話していてもソーシャルメディア利用の話題が出ることが多くなってきた」(松井さん)という。

 松井さんは「今後はさらに使い方やユーザー特性などを研究して、メディアごとに情報の発信方法を変えるなどの工夫もしたい」と話している。

 明大祭は11月5日19時まで。

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