下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で11月26日から、世界の短編アニメーションの特集上映「世界のアニメーションシアター WAT 2011」が開催される。
「短編アニメの普及」を目的に、2000年から開催されている同企画。昨年までの11年間に上映された作品は、アカデミー賞をはじめとする国内外の映画祭受賞作や、西欧のアニメーション学校の生徒による卒業制作など約240本。昨年上映された「パパ、ママをぶたないで!」は、DVを扱った社会派の短編アニメとして、国内でDVD化されるなど注目を集めた。
今年の上映作品は、フランスのパペットアニメ「レオンとメリー」シリーズからの2作品、北欧の妖精を描いた「ノルウェー最後のトロール」、日本人女性作家がニューヨークで自主制作したホラーファンタジー「サムシングレフト・サムシングテイクン」など。同時開催のプログラムとして、CGアニメ世界一を目指す団体戦「CGアニカップ」の日本代表作品「セカイ系セカイ論」の上映も予定する。
同祭を企画した「オフィスH」の伊藤裕美さんは「フランスで開催されているアニメ映画祭『アヌシー』に足を運んで、毎年新しいショート作品を発掘している。今年は『笑い』をテーマにピックアップした。大人から子どもまで、思わず笑顔になれる作品ばかり」と話す。
入場料と上映時間はサイトで確認できる。火曜休館。12月25日まで。