下北沢駅南口付近などで1月21日、原発の是非を問う都民投票を実現するための署名活動が行われ、俳優の山本太郎さんら著名人が駆け付け署名を呼び掛けた。
市民団体「エネチェン大作戦」や「直接請求を成功させる会・世田谷」などが共催。事務局は「原発都民投票直接請求を成功させる会」(港区)。東京都知事に対して「原発の是非を問う都民投票条例」の制定を求めるのが趣旨。
下北沢で行われた署名活動には山本さんのほか、元女優でヨガ講師の千葉麗子さん、レゲエミュージシャンのランキン・タクシーさん、女優で歌手の仲代奈緒さんなどの著名人も参加した。
山本さんは「『原発を続けるのか止めるのか。命にかかわることを自分たちで決めようじゃないか』という目的で署名を集めている。この問題は僕たちより長生きし、これからの日本をつくっていく若い人たちに関心を持ってもらいたい」と街頭で署名を呼び掛けた。
都民投票を行うためには第一歩として、2カ月以内に都民有権者の50分の1(約22万人)以上を集めることが必要。12月10日から署名活動を開始しているため、期限は2月に迫る。署名が集まった後、都議会が可決すれば条例が成立し都民投票が実現する。「直接請求を成功させる会・世田谷」代表の山木きょう子さんによると1月18日現在、約9万5000人の署名が集まっているという。