下北沢南口の映画館「下北沢トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で4月28日から、企画上映「海外アートアニメーション@トリウッド2007春」を開催する。
版画や手書き、CGなどさまざまな技法で制作された世界中のアニメーション69本を約1カ月間にわたり、A~Fのプログラムに分けて上映する。
メーンとなるA、Bプログラムではカナダ映画制作庁の黄金期に作られ、13回のオスカー賞を獲得した、イシュ・パテル監督の「死後の世界」やカイ・ピンダ監督の「なにが起こってるだ!」など、1970年代のアニメーションを上映する。Cプログラムではヨーロッパアニメの新世代を担うフランスの名門スタジオ「フォリマージュ」の作品6本を上映。
D、E、Fプログラムは欧州の3大アートスクールと呼ばれる、フランスの「シュパンフォコム」「ゴブラン」とドイツ「フィルムアカデミー」の学生が制作した映画を上映する。上映時間は各プログラムとも50分ほど。
同イベントは今回で8回目。春と秋に開催していたが、今年から春のみとり、より内容を吟味して凝縮している。配給元と協力して行ったカナダ大使館での試写会も好評だったという。
広報の大川さんは「お話やアニメーションの動きを楽しめるだけではなく、1つ1つの作品にメッセージ性がある。自分のアンテナにひっかかるような作品を探してほしい」と話している。
料金は、前売り1回券=800円、3回券=2,000円ほか。6月1日まで。