三軒茶屋の栄通り商店街に「らーめん佐とう」(世田谷区三軒茶屋1、TEL 03-5787-8611)が移転オープンして1カ月が過ぎた。
2009年に渋谷でオープンした同店。昼時には近隣の会社員が列を作るなど人気を集めたが、家賃高騰などを理由に前店舗を閉店し、三軒茶屋に移転した。ラーメンを作るのは、中華料理店などさまざまな飲食店で30年以上の調理経験を持つ店主の佐藤崇さん。店舗面積は約22坪。席数はテーブル12席、カウンター10席。
同店のラーメンは、スープのだしに豚の「げんこつ」と呼ばれる骨だけを使っているのが特徴。「骨の髄までうま味を出すことができる」という高圧力のずんどう釜を使う。スープについて、佐藤さんは「いわゆる『家系ラーメン』に分類されることがあるが、『家系』はダシに『げんこつ』以外の材料も使う。『家系』独特の生臭さを取るように工夫して、まろやかできめ細かい味わいに仕上げた」と話す。麺は「濃厚なスープによく絡む」という中太ストレート麺。
メニューは、チャーシュー、のり、ほうれん草などをトッピングした「ラーメン」を基本に、「塩ラーメン」(以上650円)、「ネギラーメン」(800円)、「チャーシューめん」(850円)などを提供。サイドメニューは「手作りギョーザ」(380円)、「角煮丼」(350円)など。渋谷で営業していたころと同じメニューを展開する。
移転後もかつての客が訪れているという同店。佐藤さんは「渋谷時代の味を引き継ぎ、新天地でも受け入れてもらえるよう努めていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~翌4時。