池尻大橋近くの420号線沿いに、ビオワインなどを扱う「東京ワインバル フジバル」(世田谷区三宿1、TEL 03-5787-5970)がオープンして約1カ月が過ぎた。
テーブルにはメニューを置かず、壁に設置されたワインシェルフから自分で好きなものを選ぶスタイル。オーナーの藤林直樹さんは「お客さんに自由に店内を歩いてもらい、好きなものを選んでもらうようにしたいと思った」と話す。店舗面積は15坪。席数は、テーブル14席、カウンター6席。
藤林さんとチーフの小熊将彦さんの2人で立ち上げた同店。2人は、20年前に旧有楽町そごう内にあったレストランで同僚として知り合い意気投合。その後さまざまな店で修業を積み、同店オープンに踏み切った。
「地域の方が気軽な気持ちで来られる料金設定にした」と藤林さん。メニューは「パルマ産生ハム」「オリーブ盛り合わせ」を100円で提供するほか、「ニョッキのチーズグラタン」(500円)や、総州古白鶏を使った「地鶏のレバーペースト」(600円)など。パスタは50グラムと100グラムがあり、「ペンネアラビアータ」「木の子と大葉のスパゲティ」(いずれも50グラム=500円、100グラム=900円)などをそろえる。ランチは900円~。ドリンクはビオワイン30種(400円~)、ベルギービール7種(500円~)など。
開店から1カ月、「客層は地域にお住まいの方」と狙い通り。主に30代の客がメーンで、カップルでの来店も多いという。藤林さんは「わが家のようにくつろげる店にできれば」と意気込みを見せる。
営業時間は、12時~14時(土曜・日曜・祝日は15時まで)、17時~24時。