下北沢北口にハンドメードの革雑貨店「Simple Song(シンプルソング)」(世田谷区北沢2、TEL 03-6407-1494)がオープンして3カ月が過ぎた。
店舗面積は約6坪。アトリエと一体となった店舗が特徴。店長の中村文彦さんは、かばんメーカーの元革職人。高校時代に革のジャケットを購入したことがきっかけで、使い込むうちに変化する革の味わいに引かれ職人を志した。かばんメーカー退職後、慣れ親しんでいる下北沢で店を開いた。
同店で扱う革雑貨は、「素材の表情が出やすい」(中村さん)という植物タンニンなめしの牛レザーを使用。素材そのものの良さを楽しんでもらうため、自然にできた傷を加工で隠さないこともこだわりの一つという。雑貨に使う金具(真ちゅう)に変色を防ぐコーティングを施さないことにより、使い込みによる素材の変化を演出する工夫も。
取扱商品はロングウォレット(1万5,000円)など。かばんや文庫本カバー、キーケースなど幅広い商品を取りそろえる。「商品の仕様変更などセミオーダーにも対応し、故障などのアフターサービスも行っている。気軽に立ち寄っていただければ」と中村さん。
営業時間は12時~21時。木曜定休。