下北沢北口の「下北沢アレイホール」(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-1086)で2月10日、「第8回ニート祭り ニート・ひきこもり的感性が世界を救う」が開催される。
主催は、ニートやひきこもりの再出発を支援するNPO法人「ニュースタート事務局」(千葉県浦安市)。当日は、渋谷109前などを歩く「ニート・ウォーク」、「劇団ほぼ無職」の公演、元ニートの若者らによるトークライブなどを予定。
参加者には、主催者の中本英彦さんが特別編集した小冊子「ニート・ひきこもり的感性が世界を救う」(116ページ)を配布する。元ニートから介護業界へ進んだ若者たちの座談会や、結婚して子どもを持ち、現在は主夫をしている元ニートの若者と中本さんの対談などを収録した。
中本さんは「現代のような競争化社会では一部の人しか生き残れず、苦しさを味わっている人が多くいる。そんな今こそ、ニートやひきこもりたちが持つ、がつがつせず人を蹴落とさないという『良さ』をうまく引き出せば、より良い社会になるのでは。ニートをグローバル人材として扱う、違う形の社会構造があってもいいと思う。イベントや冊子を読んで、こういう生き方もあるんだという気づきになってくれれば」と話す。
「イベントには、ニートだけでなく誰でも来てほしい。フリーターで将来を不安に思っている若者など、同じような感性の仲間が見つかれば力になるはず」とも。
開催時間は15時~20時45分(同ホールでの開演は18時)。参加費500円。同団体のホームページで予約できる。