下北沢の北澤八幡神社(世田谷区代沢3、TEL 03-3422-1370)で5月5日、「第3回 巫女体験教室」が行われた。
北澤八幡神社の神主らが参加者にみこの仕事や作法を教える同教室。主催者である神主の矢島早苗さんは「近年、アニメなどの影響でみこという存在が広く知られるようになった。せっかくなら日本の伝統文化であるみこを正しく知ってほしいと思い、みこ体験教室を企画した」という。教室で助勤を務める神主の手塚梨恵さんは「体験した方から、日常と違った空間に触れて気持ちが落ち着いた、神社に参拝する心構えができたなどの感想をもらう」と話す。
教室は9時30分に開始。おはらいなどをする「開講式」から始まり、参加者は神職や北澤八幡神社の歴史やみこ装束の着方(緋ばかまと白衣の貸し出しあり)を学んだほか、境内の掃除、祭式作法、「大祓詞(おおはらいのことば)」の奏上、「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」、「鈴振りの儀」、「御神酒拝戴(おみきはいたい)」、「食前感謝、食後感謝の和歌」などを学び、実際に参拝者の祈念の見学や補助も行った。
次回開催は11月を予定。開催時間は9時30分~16時ごろ。初穂料6,000円(昼食、衣装洗濯代含む)。定員は10人程度。20~40歳までの女性限定。未婚・既婚を問わず申し込み可。