不惑を越えた異色おやじデュオ「ペーソス」が下北沢でライブ

ライブパフォーマンスする島本さん(左)と岩田(右)さん。客には若い世代も多い。

ライブパフォーマンスする島本さん(左)と岩田(右)さん。客には若い世代も多い。

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 50歳を越えた男性デュオ「ペーソス」が7月29日、北沢タウンホール(世田谷区北沢2、TEL 03-5487-8006)12階のスカイラウンジでライブを行う。

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 「ペーソス」は「哀愁」の意味。50歳を迎えた「大人の男の哀愁」をテーマに、「おやじ」の視点で書かれたユーモアある詩を、ムード歌謡風のメロディーに乗せて歌う。普段はライターやイラストレーターとして活躍する島本慶さんが作詞とボーカルを務め、デザイナーの岩田次男さんが作曲とギター演奏を担当。さらに、大手出版社勤務のスマイリー井原さんが、蝶ネクタイと金色のド派手ジャケットで専属司会として加わり、昭和の歌番組を思わせる語り口調でライブを盛り上げる。

 現在までに「生で甘えたい」「おやぢいらんかえ~」など3枚のアルバムをリリース。「血糖値が高いから、とにかく歩けと言われてる」「キヨスクのおばちゃんにメガネを褒められた、その一言で当分は生きてゆけそう」など、笑いを誘う独特の歌詞で、アラーキーこと写真家の荒木経惟さんや、「ぼくんち」などで知られる漫画家の西原理恵子さんなど、有名人にも多くのファンを持つ。アルバムのジャケット写真も荒木さんによるもの。結成のきっかけは、本業で関わりのあった荒木さんらと打ち上げで出かけたカラオケボックスで、島本さんの歌声に感動した荒木さんがオリジナル曲を作ってみては、と持ちかけたのがはじまりという。

 島本さんは「50歳を過ぎて、やっと自分は『オヤジだ』と開きなおることができた。ペーソスの詩もそういう開き直りの面白さかもしれない。ライブは毎回必死。身を削って真面目に熱唱しているので、うけると嬉しい」と話している。

 定例ミニライブは毎月第3日曜に下北沢のバーKOMPAL(TEL 03-3467-0987)で行っている。次回は6月17日。料金は3,000円。7月7日には、なかのZEROホールで行われる落語家柳家喬太郎さんのライブ「みっちりナイト七夕+愛+ミステリアス」にゲスト出演する。

ペーソス オフィシャルウェブサイト

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