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旧下北沢駅舎、解体工事始まる-南北仮通路も供用開始

南北仮通路の様子。井の頭線の高架下に位置する

南北仮通路の様子。井の頭線の高架下に位置する

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 旧下北沢駅舎の解体工事が7月18日10時に始まった。旧駅舎は封鎖され、北口と南口を結ぶ仮通路が設けられている。

封鎖された南口

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 小田急線下北沢駅地下化工事に伴い、3月末に利用停止となった旧駅舎。利用停止となってからも改札外は開放され、南北の通り抜けのために利用することができたが、取り壊しのために完全封鎖となった。

 新たに設けられた仮通路は旧小田急線路上で、井の頭線の高架下に位置する。通路には旧駅舎内の京王線への連絡階段も一部使われている。通り抜けにかかる時間は約1分。

 10時過ぎに供用開始となった仮通路では、係員の誘導に伴い混雑なく通行人が行き来。池の上に住んで50年以上という70代の女性は「少し通路が長く感じたが、(旧駅舎にあった)階段がないので楽」と話していた。下北沢に勤務する30代の男性は「通路が狭いので、人が多いときはすれ違いが大変そう」とも。通路が南北口より低い位置に設置されているため「雨が降ったら水がたまりそう」と口にする人もいた。

 旧駅舎の取り壊し完了は8月末予定。約5年後に新しい駅が完成するまで、仮通路は工事に伴い順次移動する予定という。

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