下北沢南口の書店「B&B」で7月22日、トークイベント「~恋に効く! 『聴く書週間』開催記念トークイベント~ 恋愛マスターたちに学ぶ、真夏の恋愛相談室」が開催された。
主催はオーディオブック事業などを行うオトバンク(文京区)。出演者は、ファッション誌「non-no」(集英社)の元モデルの筒井麻未さん、恋愛コラムニストの中條夏子さん、ライターの池田園子さん、心理カウンセラーの五百田達成さんの4人。30席ほどの会場は満席となり、9割は女性だった。
トークテーマは「夏の恋愛の思い出」「恋に効く一冊」から、「モテるために努力していること」など実践的な内容まで多岐にわたり、客席からの恋愛相談も受け付けた。客席からの「好意のある男性に野球観戦に誘われるのだが、なかなか恋に発展しない」という相談に対しては、「彼を仕向けるより自分で動いた方がいい」(五百田さん)などのアドバイスから発展し、「草食男子には積極的なアプローチを期待しない方がいい」(中條さん、筒井さん)と男性への辛辣(しんらつ)な意見もあった。「恋愛マニュアル本を読むより相手のことを考える時間が大切」(池田さん)、「恋愛は究極のコミュニケーションなので、いろいろな人間関係に応用できるはず」(五百田さん)と締めくくった。
同社が実施する「聴く書週間」とは、「本を耳で聴く」という新しい読書手段の認知につなげるためのキャンペーン。代官山のカフェなどでは今月28日まで、無料でオーディオブックの試聴体験ができるようにしている。企画を担当した同社の中川真実さんは「海外では、オーディオブックの利用の半数以上が女性。『聴く書週間』を通して、日本でも新しいライフスタイルが広まれば」と期待を寄せる。