下北沢周辺の飲食店や代沢地区会館(世田谷区代沢5)で10月11日から、アートフェス「下北沢美術館2013」が開催される。
主催者は「劇団ほぼ無職」所属の美大生のヤスダサチコさん、劇団員の金子明日美さんら。開催のきっかけは、「下北沢には音楽フェスやカレーフェスがあるが、アートフェスがないと思ったこと」という。「(話題になっている)カレーフェスと同時開催すれば目にしてもらう機会が増え、名前も覚えてもらえるのでは」と画策し、「カレーフェス」の協力の下、開催に至った。
ダイニングバー「es Cafe Dining(エス カフェダイニング)」では、「ゆとり世代」と呼ばれることのある20代前後のアーティストら12~13人が参加し「ゆとり美術館」を開催。絵や置物、映像などを展示する。カフェ「ARENA(アリーナ)下北沢」では、好きな本と持参した1冊を交換できる「読む美術館」、「代沢公民館」では劇団ほぼ無職らによる「働きたくない展」を開くほか、カフェ「KICK(キック)」では、ミドリカワ書房の未公開自宅ライブ映像を配信予定。カフェ「BacXus(バックス)」やカレー店「ゴーゴーカレー 下北沢劇場」(以上、北沢2)でもさまざまな展示を行う。
期間中、イベントも行う。ビアガーデン「プチガーデン下北沢」で「Artな流しカレーうどん~流しガチャポンもあるよ~」(13日)を行うほか、「ARENA(アリーナ)下北沢」で行う「肉フェス」(2,000円で肉が食べ放題となる=20日)では、「おっぱいが縮んだ」「彼氏が痔(じ)になった」などの「残念な言葉」が書かれた灯籠に火をともす「残念なキャンドルナイト」も予定する。
「無事に終わらせて来年も続けられるようなイベントにしたい」とヤスダさん。開催基金は、クラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で募集している。
イベントの開催時間など詳細は公式サイトで確認できる。今月20日まで。