ドキュメンタリー映画「belief(ビリーフ)」が7月28日より、シネマアートン下北沢(世田谷区北沢1、TEL 03-5452-1400)で公開される。
同作品は、自分で自分を撮るノン・フィクションの「セルフ・ドキュメンタリー」。それまでフィクションの作品のみを製作していた土居監督だが、ある日実の母親がカルト教団に入信したことを知り、それをきっかけにカメラを回し始めたという。「特に信心深かったわけでもなかった母親」(土居監督)が入信に至った経緯やその理由を求めて、家族はそれぞれが自分の抱える問題について考え、カメラの前で語りあう姿が描き出される。
プロデューサーの麻田さんは「宗教やカルト入信というトピックに目が行きがちだが、実は家族のあり方や愛情がメーンテーマ。カルトとは何か、家族とは何か。夏休み中なので、学生や若い方にもぜひ見てもらいたい。この作品で家族や愛情の大切さを感じ取ってもらえれば」と話している。
上映時間は11時から(モーニングショー)。8月10日の上映後には、監督の土居哲真さんと精神科医の香山リカさんのトークショーも行う予定。公開は8月17日まで。