下北沢南口に8月22日、ライブハウス「WAVER(ウェーバー)」(世田谷区北沢2、TEL 03-6804-0094)がオープンした。
店舗面積は約27坪。収容人数は約120人。同ライブハウスはもともと、「インディーズや若いバンドが、メジャーのステージに上がる入り口になるライブハウスに」という方針で西荻窪の街で8年間営業。代表の大和田浩司さんは「残念ながら西荻窪時代にはメジャーに上がるバンドを輩出できなかった。2~3年前から移転を考え始め、音楽の街・下北沢で試してみたいと思い移転を決めた」と話す。
同店では、ノージャンルでインディーズやアマチュアバンドなどが出演する。「あえてジャンルは固定していない。いろいろな出演者やお客さんがやって来て、いろいろな思いが集まるからこそ、想像した以上のものができる。その方が音楽本来のパワーを感じることができるから」と大和田さん。ライブハウスとしては珍しく、スタッフ全員がブッキングを担当する。「20~40代のさまざまなスタッフが、世代の近いバンドに対応することでよりバンドの要望を聞き取りやすいから」という。
ドリンクメニューは各種カクテル(300円、エントランス別)など。スタジオレンタルは7時間(6万480円~)。
「呼び込みたいのは特に若いバンド。1年以内に、当ライブハウスからメジャーになるバンドを出すのが目標。われわれもバンドと一緒になって、音楽をつくっていこうという思いを持っている。目指すのは下北沢で一番のライブハウス」と意気込む。