下北沢西口に9月11日、アジアンバル「Aasu(アス)」(世田谷区北沢2、TEL 03-6805-5881)がオープンした。
店舗面積は約20坪。席数は35席。オーナーの齋藤サトシさんは大手飲食会社に15年間務めた後、SWITCH(埼玉県)を起業し同店を開いた。
メニューの目玉である「熟成肉」は、肉料理店で総料理長を務めた齋藤さんの経験を生かし、「ウエットエイジング」という手法で赤身肉を熟成させる。肉を真空包装し恒温高湿冷蔵庫で熟成させるため、「ドライエイジング」と比べて肉汁が逃げにくく、食中毒などの危険性も低いという。
熟成肉のメニューは、アメリカ産サーロインを使った「Aasu特選ステーキ」(1,512円、200グラム)、山形から仕入れた牛もも肉を使った「熟成和牛の赤身ステーキ」(1,836円、200グラム)など。そのほか、大きな鉄串に肉と野菜をつるして焼く「和牛と野菜のブロシェット」(1,404円)、小林鷹矢店長が考案したバター不使用のレシピで作る「小林レバーパテ(バゲット付き)」(378円)などの西洋料理、「アボカドキムチ」(378円)、「ふわとろチーズケランチム(アジアン茶わん蒸し)」(540円)、「スパイシートムヤムクンフォー」(756円)などのアジアンテイストのメニューもそろえる。ランチタイムは、「Aasu特選ステーキ定食」(1,300円、200グラム)、「ガパオ」「カオマンガイ」(以上800円)、「鶏のフォー」(700円)などを提供する。
ドリンクメニューは、生ビール(594円)、カクテル(540円~)、マッコリ(432円)など。ワイン(赤・白・スパークリング)は常時10種類以上をそろえ、全てボトル(2,000円台~)でもグラス(540円~)でも注文できる。
齋藤さんは外資系飲食店の人材教育に感銘を受け、生涯学習開発財団で人材教育法を学んだ。「飲食業界全体の労働環境や教育制度を変えていきたい。売り上げの利益を従業員に還元することでやる気を上げ、店長たちが独立しやすい環境作りをしたい」と話す。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~15時、ティータイム=15時~17時、ディナータイム=17時~23時30分。