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下北沢映画祭、3劇場で開催 フジコ・ヘミングさんのドキュメンタリーも

追悼上映される「フジコ・ヘミングの時間」

追悼上映される「フジコ・ヘミングの時間」

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 「下北沢映画祭」が9月21日・22日・23日に開催される。

コンペティションでは380本の公募作品から選ばれた10作品を上映

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 第16回となる今回は、北沢タウンホール、シモキタエキマエキネマ「K2」(以上、世田谷区北沢2)、トリウッド(代沢5)の3劇場が会場となる。

 北沢タウンホールでは、21日のテーマを「街と人」とし、「夜明けのすべて」などを編集した大川景子さんの監督作品「Oasis」、劇作家で演出家のペヤンヌマキさんが杉並区長選挙を追ったドキュメンタリー「映画◯月◯日、区長になる女。」、下北沢を舞台とした今泉力哉さん監督作品「街の上で」が上映される。22日は「音楽と人生」をテーマに、下北沢とゆかりが深かったフジコ・ヘミングさんを追悼しようと「フジコ・ヘミングの時間」を上映。ロックバンド「Pay money To my Pain(ペイ マネー トゥ マイ ペイン)」のボーカルKさんの」急逝から10年の節目に製作された「SUNRISE TO SUNSET(サンライズ トゥ サンセット)」も上映する。23日は、耳の聞こえない人たちに演劇を届ける、舞台手話通訳者を記録した「こころの通訳者たちWhat a Wonderful World(ホワット ア ワンダフル ワールド)」の上映に加え、一般公募380作品から選ばれた10作品を上映する「第16回下北沢映画祭コンペティション」も開催される。コンペティションでは、「ウルトラミラクルラブストーリー」や「いとみち」などを監督した横浜聡子さんがゲスト審査員として参加を予定する。

 K2では、俳優・モデルの山本奈衣瑠(ないる)さんを特集し、21日から日替わりで「冬物語」「夜のまにまに」「走れない人の走り方」が上映される。

 トリウッドでは、「キノコヤ5周年記念短編集『青い鳥』」と題し、聖蹟桜ケ丘のカフェ「キノコヤ」(多摩市)にゆかりある監督が製作した短編オムニバス映画「青い鳥」を2バージョン上映される。

 「フジコ・ヘミングの時間」の鑑賞を推薦する下北沢映画祭運営委員会企画部の矢嶋亜理紗さんは「映画祭で上映する作品を探していたとき、フジコ・ヘミングさんが下北沢に自宅を構えていたことを知り、同作と出合った。ヘミングさんの安らかな眠りを祈る」と話す。「鑑賞者が自分の人生に思いをはせ、自身を愛することについて考えるきっかけとなれば」とも。

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