下北沢駅北口、一番街商店街のニューオリンズ風カジュアルダイニングバー「Big Chief(ビッグチーフ)」(世田谷区北沢3、TEL 03-3465-5727)で2月24日、落語家・春風亭栄助さんの落語会が行われる。
この落語会は2006年より同店が開催してきた「お江戸企画」の第6弾。同店ではこれまでにも、講談や浪曲、浄瑠璃音楽の一種で三味線に乗せ物語を歌い語る常磐津節のライブなどの会を開催しているが、落語会は今回が初めて。常連客の中に常磐津の奏者や落語通がいたことからこの企画が実現したという。
春風亭栄助さんは、今秋に真打昇進予定の若手落語家。中学生時代から200本以上の落語テープを集めていたほどの落語好きだったが、「落語家にはいつでもなれる」と高校を卒業後に渡米。9年弱ロサンゼルスのスシバーで働いた経験を持つ。1995年に観光旅行で当地を訪れていた師匠・春風亭栄枝さんと出会い32歳で入門、現在は二つ目として活躍している。同会では古典と新作落語を1席ずつ披露。演目は未定。
同店はアメリカ深南部の港町ニューオリンズをテーマにしたダイニングバー。フランス、スペイン、アフリカなどの文化が混じり合ったニューオリンズ風の素朴でシンプルな庶民の料理=ケイジャン料理を提供する。人気メニューはオクラとインディカ米の入ったスープ「ガンボ」や、ピリ辛ソーセージにチリビーンズをトッピングした「ホットドック」、「なまずのフライ」など。フード、ドリンクメニューはすべて500円。
オーナーの渡辺さんは「若い世代には敷居が高いと思えた伝統芸能も、実際に見てみたらとても面白いことがわかった。アメリカンスタイルのバーでリラックスしながら、日本の伝統芸能との出会いを楽しんでもらえたら」と話している。
開始時間は13時30分、16時の2回。料金は1,500円+1ドリンク500円。要予約。定員30人。