20歳の女子学生初監督作品を公開-下北の短編映画館で

映画「ミックスマシン」より

映画「ミックスマシン」より

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 東京ビジュアルアーツ専門学校(千代田区)の学生、斎藤可奈子さん(20)の初監督映画「ミックスマシン」が11月25日から、下北沢トリウッド(世田谷区代沢5、TEL_03-3414-0433)で上映される。12月29日まで。

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 作品は同館代表、大槻貴宏さんと同校講師を努める山本達也さんによる「トリウッドスタジオプロジェクト」の第1弾作品。同校映画学科の授業の一環として生徒に「見せる」ことを意識した脚本を書かせ、20作品の中から選ばれた作品を実際に制作し同館で上映するもので、初回として斎藤さんの脚本「ミックスマシン」が選ばれた。

 同作は、誰にでも覚えがある思春期の頃のもやもやした気持ちを、当時19歳の斎藤さんが等身大のスケールで描いた作品。撮影・美術はもちろん、チラシやウェブなどの宣伝も同校の学生が手がけた。

 トリウッドは短編作品を専門に扱う映画館として1999年に開館。数多くの賞を受賞した「ほしのこえ」などのヒット作品を上映するほか、2002年からは有料での貸出上映枠「スニークプレビュー」を始めるなど、新人監督の育成にも力を入れている。

 同館広報の大川さんは「自己満足の多い作品ではなく、人に受け入れられる作品を制作できる人を育成するプロジェクト。映画制作とともに学生らが成長していく過程を見ることができて嬉しい」と話している。第2弾作品の企画も進行中で、来年1月には脚本の審査が行われるという。料金は、一般=1,000円、学生=800円。

トリウッド

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