写真家の「アラーキー」こと荒木経惟さんの「Summer Sex」展が、下北沢南口のギャラリー「LA CAMERA」(世田谷区代沢4、TEL 03-3413-9422)で開催されている。
同展は2004年4月から始まった「POLANOGRAPHY」シリーズの第71回。同シリーズでは1月以外の毎月1日~10日、ポラロイド写真の新作50点を展示する。写真家として40年もの間第一線で活躍し、今なお精力的に活動する荒木さんの最新の動向を知る絶好の機会となっている。
今回は果実、花、卵、明太子、夕空、バイブレーター、恐竜の模型、そして若い女性のヌードなどがモチーフ。夏らしく鮮やかな色彩が踊る一方、その儚さを感じさせる光景が、正方形のフレームに収められている。
同シリーズについて、荒木さんは「速報というのかな。昨日撮ったものを今日見せる感覚」と機敏に対応できる企画であることを強調。同ギャラリーの島本慶さんによると、作品は展示直前に差し替えられることもあるという。
同シリーズを始めたころと現在との違いについては、「変わらないよ」と即答する荒木さん。島本さんも「進歩しない。天才だから」と笑顔で答える。
開廊時間は14時~21時。入場無料。作品の価格は1点につき3万円。
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