下北沢で9月5日・6日、下北沢の道路計画・再開発計画問題を考えるシンポジウム「SHIMOKITA VOICE」が行われる。
同シンポジウムは、下北沢のライブハウスや飲食店など400軒以上が参加する「下北沢商業者協議会」、再開発問題について考える市民団体「Save the下北沢」、下北沢の住民、地権者、商店主など100人以上が参加する「まもれシモキタ! 行政訴訟の会」が共同開催する。2007年に1回目を開催、今年で3回目となる。
5日は南口のライブハウス「CLUB 251」(世田谷区代沢5)で開催。国立のマンション訴訟問題に取り組んだ経験を持つ前国立市長の上原公子さんらを招き、「あらためて考える、下北沢の現在と未来」と題したオープニング・シンポジウムを行う。このほか、大友良英&色即ぜねれいしょんバンドら5組が出演するライブも。
6日は南口のライブハウス「GARDEN」(北沢2)で開催。千葉大学で都市計画を教える福川裕一教授らを招き、シンポジウム「下北沢から問う!日本の都市計画」を開催。この後、駅ビルからの立ち退き勧告に対して署名活動を続けている新宿のビア&カフェ「ベルク」の店長井野朋也さんや、下北沢に店を出す店主らをパネリストに、「『個人経営の店』という文化」をテーマにディスカッションも。このディスカッションの後半からはイラストレーターの平松昭子さん、リリー・フランキーさん、フリー編集者の仲俣暁生さんらも登壇。リリー・フランキーさんは、シンポジウムの最後に行われるライブにも出演する。
オープニング・シンポジウムにパネリストとして参加し、6日のシンポジウムにも司会として参加する「シモキタ訴訟弁護団」の弁護士、石本伸晃さんは「総選挙を控え、社会的にも大事な局面。公共事業や街づくりに対する意識が問われ、関心も高まっていると感じる。このタイミングでシンポジウムを行うことに意味があるのでは」と話し、多くの来場を呼びかける。
5日はシンポジウム=17時~、ライブ=18時15分開場、18時45分開演。6日はシンポジウム=15時~、ライブ=18時開場、18時15分開演。両日ともシンポジウムは入場無料(要1ドリンク500円)、ライブは2,500円(要1ドリンク500円)。