下北沢の北沢八幡宮(世田谷区代沢3)で9月5日・6日、秋を告げる恒例行事「北沢八幡宮例大祭」が行われた。
例大祭は、下北沢地区での年中行事としては最大級で、世田谷八景にも選ばれている。8月下旬ごろから下北沢近辺の商店街の軒先ではちょうちんを飾り、祭りを盛り上げるムードが高まっていた。運営は、「東北沢睦」「新野睦」「南部睦」など8つの睦会から成る北沢八幡八睦会。
最大の見どころは6日の本祭で登場した8基の大人みこしと、8つの太鼓、12基の子どもみこし。13時になると、8つの神酒所からそれぞれのみこしが八幡宮に向けて出発。1基をそろいの法被に身を包んだ150人~200人が交代で担ぎ、茶沢通りや南口商店街を練り歩いた。威勢の良い「せいや!」のかけ声に、足を止めて眺めたり写真を撮ったりする人の姿も。八幡宮の境内には露店が多数出店し、浴衣姿や法被姿の人で賑わった。
終了後、運営スタッフは「来年は5年に1度担がれる宮みこしが出る年」と、早くも来年に向けての意気込みを見せていた。