下北沢北口の一番街商店街で10月8日より、地域の小学生が描いた絵を街路灯に掲揚するイベント「下北沢ペナントギャラリー」が開催されている。
下北沢一番街商店街振興組合が主催し、今年で9回目となる同イベント。例年、東大原小学校(世田谷区大原1)の児童が作品制作を行う。今年の参加人数は120人以上と昨年の106人を上回った。
犬、猫、鳥、ウサギ、パンダなど児童によって思い思いのモチーフで描かれた動物たちが、個人商店が軒を連ねる商店街の街路灯をカラフルに彩っている。テーマは昨年同様「シモキタどうぶつえん」。今年もアーティストTSUTOMUNAGAIさんが参加し、作品制作をサポートした。
予備校に通っていた高校時代から下北沢に通い、就職先も下北沢だったというNAGAIさんは、2年連続で参加する理由について、「下北沢に育ててもらった。恩返しの意味もある」と話す。上手に描けず悩んでいたり、一人きりで制作していたりする児童を中心にサポートした。「子ども時代に絵がうまく描けなかったことで、絵が嫌いになってしまう人がいる。描くことをもっと楽しんでもらえれば」。
「前回、自分がサポートした作品を見た子どもたちやその両親が『街が動物園みたいになったね』と言っていたのを聞いて、下北沢の役に立ったような気がした。今後もやりたい。来年はバージョンアップして街をもっと『動物園』にしたい」と、来年への意気込みも。
開催は11月下旬まで。