下北沢に9月23日、「MOMO cafe(モモカフェ)食堂 at 月灯」(世田谷区北沢1)がオープンした。
同店を経営するのは金子純子さん。金子さんが主宰する「モモカフェ」はこれまで、「楽しいをカタチにする。楽しいだけで生きていく」をコンセプトに、アートスクールや合唱団、婦人服ブランド運営などさまざまな活動を展開してきた。今年9月に、雑貨などを販売するウェブマーケット「MOMOcafe home」をオープン。来年2月には合唱団の2枚目となるCDを発売予定。複数ジャンルでの活動について、金子さんは「たくさんのことをやっているように見えるが、目の前のことをいつも楽しんでいる。今はこの食堂がメーン。20年は続けたい」と話す。
同店は、これまで架空のカフェだった「モモカフェ」の実店舗。劇場「ザ・スズナリ」内のバー「月灯」で、昼から夕方にかけて食堂として営業する。金子さんの長女・桃子さんが同店のマスターと知り合いだったことがきっかけで、念願のオープンとなった。これまで、「MOMOcafe recipe book(モモカフェレシピブック)」(女子栄養大学出版部)などのレシピブックやレシピ付きエッセー本を計5冊出版していたこともあり、メニューのレシピには困らなかったという。店舗面積は10坪。席数は、カウンター7席、テーブル8席の計15席。メニューの食材は、スクールの生徒の実家の畑で収穫した野菜や、源流の水で作った米を使う。
メニューは、「季節の野菜のカレーごはん モモカフェポテトつき」(1,000円)や「ハンバーグプレート」(1,200円)などを提供。土日限定メニューとして、大きなエビフライがのった「大人様ランチ」(1,400円)などがある。生ビールやグラスワインなど、アルコールは500円均一で提供。「基本的に大盛りなので、男性の方もおなかいっぱいになるメニューばかり」。
金子さんは「モモカフェのカレーをスズナリ名物にしたい。天からの恵みを料理して、誰かに食べてもらうことがとても楽しい。のんびりとごはんを食べに来てください」と笑顔で語る。
営業時間は12時~20時。