地ビールをはじめ、「ヒューガルデンホワイト」をはじめとするベルギービールなど70種類のビールを扱う北沢の地ビールハウス「蔵くら」(世田谷区北沢2-20-19、TEL 03-5433-2323)が、昨年一大ブームを巻き起こしたチョコレートビールの取り扱いを開始した。
「チョコレートビールといっても甘いわけではない。実際のチョコと共通するのはほろ苦さ」と話すのは同店スタッフの山田さん。名前はチョコでも原材料にチョコやカカオを使っているわけではなく、高温で焙煎した「チョコレートモルト」と呼ばれる麦芽で作られていることからその名が付いたのだという。
一番の人気は神奈川の地ビールメーカー、サンクトガーデンが数量限定で製造している「インペリアルチョコレートスタウト」(840円)。日本地ビール協会(兵庫県西宮市)が主催する「ジャパンビアカップ2006」で金賞を受賞した商品で、発売からたったの4日間で6,000本も売れ、チョコレートビールブームの火付け役となった。特徴はビターチョコを思わせるような「大人の風味」(同社)。アルコールの度数が8.9%と高めで、チーズなどと合わせて少しずつ飲むのが良いという。
同店では、えぞ麦酒の「チョコベアビター」(893円)や、ほんのりした甘さが苦味を引き立てる、ベアレン醸造所の「チョコレートスタウト」(945円)などもそろえる。取扱期間中は入れ替わりで5種類の商品を出していく予定だという。
2月14日が近くなると若い女性からの問い合わせも多くなるという同ビール。取り扱いはバレンタインの前後までを予定している。品切れになり次第終了。