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下北沢でキヲク座が初ライブ 「目をつぶって聴くとさらに良い」と来場者が絶賛

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■10歳の男の子も拍手で「よかった」

懐かしの民謡やわらべ歌を現代風にアレンジした曲を演奏する音楽プロジェクト「キヲク座」による「小さい秋の演奏会」が10月23日(日)に下北沢ハーフムーンホールにて開催された。

今回は石山ゑりさん(ボーカル、鍵盤ハーモニカ)、五味俊也さん(ピアノ・ドラム・パーカッション)に、ベースの勝尾祐介さんと「ツチヤニボンド」のギタリストの亀坂英さんを加えての下北沢初ライブとなった。

「事前予約の48席は完売しました」と運営スタッフ。年齢層も幅広く、小さい子ども連れの家族も来場していた。話を聞くと、東京・足立区在住の女性は、「キヲク座のファンでライブは初めて。やっと来られた!」と友人を誘い、来場したという。品川区から来た女性は、 「ハーフムーンホールもオシャレ。月見団子もおいしい」とコメント。

ライブが始まると、曲ごとに照明が変化し、メンバーは担当楽器もチェンジ。合間に行うMCでは、ムードメーカーの五味さんとクールな石山さんとのやりとりに、観客から笑いが漏れることも。

休憩をはさむ2部構成で、春夏秋冬の童謡アレンジメドレーやオリジナル曲『アオムシの鼻歌』、アンコール曲を含む、20曲以上を披露した。

父親と来場した10歳の男の子は拍手で「よかった」とコメント。前出のキヲク座のファンの女性は「めっちゃ良かった。目をつぶって聴くとさらに良い」と笑みをこぼした。

演奏後、メンバーの勝尾さんは「ライブが終わりに近づいたとき、『終わるんだな……』と寂しくなった」と話した。

キヲク座初参加の亀坂さんは、「キヲク座の純粋に音楽に向かっている姿勢が(自分と)似ている」と自然体で演奏できたと語る。 石山さんは「会場を装飾したのは初めて。ライブハウスではできない、色々なこだわりも演出できた」と手応えを語った。

(文責:小野ヒデコ/下北沢経済新聞)

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