下北沢南口の「OFF・OFFシアター」(世田谷区北沢2、TEL03-3424-3755)で、9月23日から演劇ユニット「パセリス」の第6回公演「何にも知らないわけではない」が上演される。
同ユニット代表の佐々木拓也さんは、会社員として働きながら演劇活動を行っている。「劇団も会社みたいなものだと思うので、会社で学んだことが生かせる」と佐々木さん。ユニット名について「添え物であるパセリは皿の上に残されることが多い。そんなパセリのような存在の題材にスポットを当てて演劇を作りたい。それと、なんとなく哲学っぽく聞こえるように語尾に『ス』を付けた」と笑う。
同公演は、「オブザービングルーム」と呼ばれる架空のアミューズメントスポットが舞台。劇場を「人間観察」を楽しむための「オブザービングルーム」に見立て、観客がそのアトラクションを楽しむという設定。「(アミューズメント施設の)一室でリアル脱出ゲームに挑戦する6人の女性の話。ガールズトークを描くことには自信があるので、期待してもらえれば」と自信をみせる。 ユニットの特徴について、「舞台をDVD化する予定はない。映像化できないことを芝居にしたいと考えているので、パセリスは劇場でこそ楽しんで」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=2,500円、当日=2,800円。公演は、今月27日まで。受付で「パセリスなう」と、ツイッター上でつぶやいた画面を見せると200円割引。