三軒茶屋の茶沢通り沿いに9月23日、ラーメン店「醤屋(じゃんや)」(世田谷区太子堂4、TEL 03-6805-3456)がオープンした。
2005年に閉店した人気ラーメン店「醤屋」(大田区)の元オーナー、綿秡幹哉(わたぬき・みきや)さんがプロデュースする。同店のラーメンはカップ麺として商品化されたこともある。
店舗面積は7.5坪。座席数はテーブル席8席、カウンター席8席。内装はすべて、斎藤さんがデザインしたもの。メニューは白しょうゆを使った「白らーめん」(680円)、たまりしょうゆを使った「黒らーめん」(750円)、濃い口しょうゆを使った「紫らーめん」(700円)など。だしはカツオなど使った和風だしと鶏などから取っただしの2種類を混ぜている。麺は中太麺。店長の斎藤秀和さんは「ラーメンのチャーシューは7時間かけて仕込んでいる。スープと麺にからませることで、さらにおいしく味わえるはず」と話す。
斎藤さんと綿秡さんは、共通の趣味であるバイク「ハーレーダビッドソン」を通じて知り合い、意気投合。親交を深めるうちに、綿秡さんが「醤屋」の元オーナーだったことを知った斎藤さんは「もともと人と触れ合える仕事がしたいと思いラーメン店で修業していた。綿秡さんの店はよく知っていて好きだったのでとても驚いた」と当時を振り返る。その後、斎藤さんが「一緒にラーメン店をやらないか」と提案し、綿秡さんがプロデュースする形でオープンにこぎ着けた。
オープン当日の23日は、20時には材料がなくなってしまうほどの盛況ぶりだった。今後について、斎藤さんは「念願だったラーメン店をオープンできてうれしい。地元の人に愛される店を目指していきたい」と意気込みをみせる。
営業時間は11時30分~15時、17時30分~23時(土曜・日曜・祝日は11時30分~23時の通し営業)。