下北沢南口の「駅前劇場」(世田谷区北沢2、TEL03-3414-0019)で10月14日から、劇団「東京タンバリン」の公演「お買いもの」が行われる。
同劇団の主宰は、映画「食堂かたつむり」の脚本家でもある高井浩子さん。2007年には「踊る大捜査線」の演出などを手掛ける本広克行監督の舞台初演出作品「Fabrica10.1.1」の台本を手掛けたことでも話題になった。演劇を始めたきっかけについて、高井さんは「高校時代に宮沢章夫さんの舞台を見たこと」と話す。「最初は長く続けるつもりはなかったが、『東京タンバリン』の芝居に出たいと言ってくださる役者さんも増えて、気付いたら15年間続けていた」とも。
同公演の舞台は百貨店。買う側と売る側の価値観を巡る物語が展開する。「見どころは、ファッションショーなどで使用されるランウェイと呼ばれる通路を設置したこと。この通路を行ったり来たりする役者の動きを楽しんでほしい」(高井さん)。
下北沢の街については、「演劇は、そのときに劇場でしか見られないというのが一番の魅力。下北沢の劇場は駅から近い所が多いので訪れやすいのでは」と、その印象を話す。
公演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、指定席=3,500円、自由席=前売り3,200円、当日3,500円。今月20日まで。