下北沢で舞台「いつかの森へ」-火サスの脚本家、家族の物語描く

同公演のフライヤー

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 下北沢の小劇場「劇」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0020)で10月27日より、劇団「海市‐工房」の第20回公演「いつかの森へ」が行われる。

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 同劇団の劇作家しゅう史奈さんは、「テアトロ新人戯曲賞佳作」や「AAF戯曲賞」などを受賞しているほか、火曜サスペンス劇場「父と娘の真実」(日本テレビ)などのシリーズドラマの脚本も担当している。劇団の作風について「数年前までは、厳しい視点で社会的な作品を書いていたが、最近では見終わった後に温かい気持ちになれる作品が多い」と話す。

 同公演は、会社員の主人公が失踪していた母の死亡通知書を見つけたことをきっかけに、母の人生をたどる家族の物語。テーマは「森」で、舞台セットや劇中の音楽にも「森」を感じさせる趣向を凝らしている。しゅうさんは「自分のルーツについて考えたり、自分の人生を好きになりたい方にこそ見てもらいたい作品」と紹介する。

 下北沢の街について「今日も下北沢の花屋で店員さんと話していたら、『どこの劇場でやるんですか?』と聞かれた。演劇関係者だけでなく、街の皆さんが演劇や劇場に興味を持っている所も魅力」と話す。

 開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,300円、当日=3,500円。11月4日まで。

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