下北沢南口の「駅前劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3414-0019)で11月20日・21日、劇団「ヨーロッパ企画」のプロデュース公演第3弾「スーシーズ」が行われる。
京都を拠点に活動する同劇団の主宰は上田誠さん。上田さんが脚本と演出を担当した舞台「サマータイムマシン・ブルース」「冬のユリゲラー」が映画化されたこともある(『冬のユリゲラー』の映画タイトルは『曲がれ!スプーン』)。
同公演は、ヨーロッパ企画のプロデュース公演「イエティ」の第3弾。脚本と演出は、同公演で上田さんの「文芸助手」を務める大歳倫弘さんが担当する。自伝・評伝の世界にのめり込み、自らも評伝上の人物になることを夢想して行動を起こそうとする男の一代記を描く。見どころについて、大歳さんは「主役の首藤慎二さんから吹き出る汗と、次々と出てくる有名人の自伝に注目してほしい。くだらなさに笑って頂ければ」と話す。
下北沢の街の印象について、「常にラジカルな雰囲気のある街。先日も夜中に駐車場でけんかをする声が聞こえて止めに行ったら、芝居の稽古だった。京都では絶対に出会えない光景なのでドキドキした。やはり、芝居をやる上での充実感は、ほかの街と全然違う」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。前売りは完売しているが、劇場で当日券(2,000円)を発売。