下北沢南口の「駅前劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3414-0019)で12月24日から、劇26.25団の第9回公演「可愛い怪物」が行われる。
同劇団は、養成スクール「ENBUゼミナール」のクラスメートを中心に2004年に結成。劇団名は、結成当時のメンバーの平均年齢が26.25歳だったことから。劇団の特徴について、主宰の杉田鮎味さんは「離島のペンション、スナックの地下室、山奥の施設など、どこか特殊な舞台設定の中で、言動や思想が過剰な人間の無様な面を描いてきた」と話す。
同公演は、手に大量の汗をかいてしまうというコンプレックスで悩む女性と、その女性を生んだ親との確執を描く会話劇。杉田さんは「多くの人に共感してもらえるポップな作品に仕上がった。年末の高揚した気分の中、見終わった後に幸せを感じられる作品になれば」と話す。
下北沢の街の印象について、杉田さんは「中学・高校時代を下北沢の近くで過ごしていたので、学校帰りによく遊びに来ていた。当時から演劇もやっていて、本多劇場へ通ったことも。下北沢と一緒に成長して来たような気分」と笑顔をみせる。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=2,800円、当日=3,000円。公演は今月29日まで。